【万年筆レビュー】パーカー プリミエ モノクロームエディション チタニウム 非常に滑らかな万年筆

アイキャッチ 万年筆

今回ご紹介するのは、パーカーのプリミエです。

P助です。文房具好き歴8年で、特に万年筆が大好きです

これまでいろいろな万年筆を試してきましたが、プリミエはその中でもお気に入りの一本です

皆様にもぜひ手に取っていただきたい万年筆の一本です。

また、購入を検討されている方の参考にもなると思います

ということで今回は、プリミエを徹底レビュー!

プリミエの魅力をまとめましたので、ぜひ参考にしてください

基本スペック

プリミエ

パーカー プリミエ モノクロームエディション チタニウムの基本情報

  • 全長 140mm(キャップポスト時157mm)
  • 銅軸径 13mm
  • 重さ 約44g
  • 篏合式キャップ
  • ペン先 18金
  • キャップ径 約15mm

メーカー希望小売価格は、55,000円(税込)です

中古だと、20000円~40000円ぐらいのようです

本体材質は、真鍮で表面にチタニウムpvdコーティングがなされています

pvdコーティングは、通常のメッキに比べて薄くて硬いのが特徴です

パーカーは1888年創立の老舗万年筆メーカーです

英国王室御用達のメーカーとしても有名です

パーカーで最もメジャーなのは、ソネットですね

そしてフラグシップとなるのが、デュオフォールドですね

パーカーのプリミエは、その中間に位置しているモデルとなっています

その中途半端な立ち位置の影響か、パーカーのプリミエは数年前に廃番生産終了していますが、ものがよいだけに非常に残念です。

詳細

全体的なデザインは直線的です

このフォルムはパーカーがかつて出していた万年筆、パーカー75のフォルムを継いでいます

パーカー75とプリミエ

デザインは、パーカー75のスターリングシルバーのシズレよりもエレガントさを増し、近代的です

特にこのプリミエは、モノクロームエディションというキャップからペンの先端まで単色でデザインされたモデルで、とても大胆なデザインになっています

色はシルバーで統一されていますが、表面加工によってほんのり色味を変えてあります

キャップには、パーカーの象徴である矢羽クリップがついています

プリミエの矢羽クリップは、ほかのパーカー製品よりも角ばった形状をしています

モノクロームエディションのチタニウムは、どの部分も指紋はつかない加工になっております

光の反射なども抑えられ、とても上品な輝きを見せてくれます

プリミエのペン先

ペン先は少し大きめで、こちらにも矢羽のような模様が刻印されています。

筆記感

プリミエの筆記GIF

ただただ滑らかなプリミエの筆記感

すらすらと書くことができます

プリミエには通気口はなく、インクが乾きやすいということは一切ありません

ニブは18Kですが硬く、力を入れてもほぼしなりません

なんといっても非常になめらかで、もっている万年筆の中でも1番だと思います

どれだけ力を抜いても重みがあるのでスラスラと書けます

インクフローは少し多めです

廃番になってしまったのは残念ですが、まだギリギリ店舗でも見かけますので、気になっている方はお早めに!(田舎だからかもしれません…)

総評

正直、このプリミエを手にするまで、パーカーのイメージはあまりよくありませんでした。

というのも

  • キャップに通気口が空いていて、インクが乾きやすい
  • ペン全体の重量バランスが悪い
  • 国産万年筆に比べると品質が悪い

などのうわさを聞いていたからです

どれもあながち間違えではありませんでしたが、その欠点を上回る良さがプリミエにはありました。

私が惚れたプリミエの良さは、以下の二点になります

  • デザイン
  • 書き味

デザイン

プリミエのデザイン

まず、デザインですが、見れば見るほどパーカーの万年筆のデザインには惹かれるところがあります

鮮やかで煌びやかなイタリア万年筆の美しさとは違い、はたまた黒と金の国産万年筆のシックなかっこよさとも違う、パーカーにしかないデザインの良さ

具体的には、見ただけでパーカーだとすぐわかる矢羽クリップと

シンプルさと豪華さという、一見矛盾しているかのような異なる性質を兼ね備えたメタリックなモノクローム軸

このように、パーカーの万年筆のデザインには、他のメーカーには存在しない美しさやかっこよさの要素が含まれていると思います

そこが、パーカーというブランドがとても魅力的かつ惹きつけられる理由なんですよね

書き味

プリミエの筆記

書き味についてですが、私がプリミエを買いたいと思うようになった一番の理由が

プリミエの書き味が非常になめらかだと評判だったからです

半信半疑で購入しましたが、実際に書いてみると、本当に評判通りで驚きました

ただただ滑らか

インクフローが多めだからというのも滑らかになる要因の一つですが、プリミエよりもインクフローが多い万年筆はほかにもあります

それでもプリミエの書き味が最も滑らかである理由は、

ニブの硬さやペンポイントの形状、全体の形や重量バランスなど、様々な要素が作用しあってのことだと思います

とても書いていて気持ちいいので、皆様にも試して頂きたいです

YouTubeでもプリミエの魅力をまとめた動画がありますので、どうぞご覧ください

実際に書いている映像を載せていますので、参考になるかと思います

P助の万年筆名鑑チャンネルでは、文房具に関する動画を更新をしておりますので、ぜひチャンネル登録をよろしくお願いいたします

パーカーの名品「プリミエ」のシンプルな格好良さと、極上の滑らかさ

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